GWの旅行で思ったことをまとめるだけの回

繰り返しになるが、GWに新潟に旅行に行った。

 

まずは行ったところの簡単なまとめ

 

■温泉

栃尾又温泉

先日書いたラドン温泉です

 

・松之山温泉

日本三大薬湯の1つ。残りは有馬と草津

1kgの温泉をカラカラに乾かして残った成分のうち、

温泉として認められている成分の総量が1000mg以上あると温泉と呼ばれるのだが、

その成分が3番目に多い温泉ということで三大薬湯の1つである。

その数15,000−20,000mg。

 

・越後湯沢の温泉

無色透明の単純温泉です。

 

■景観

・星峠の棚田

段々畑の田んぼverが棚田です。綺麗でした

 

・美人林

ブナ林。白くて細い木が多かったです。

白くて細いから美人なのだろうか。

 

・アルプの里

春の雪まつりやっててチューブ滑りしました。

雨降ってて鬼寒くて早々に退散。

 

■施設

・南魚沼の道の駅

大きなしいたけ「てんけいこ」を食べたかったのですが、

希少なのでネット通販しかしていませんでした。なんでやねん。

八色しいたけ、という大きなキノコを買って満足。

 

越後湯沢駅

食べ物屋さんお土産やさん含め、かなりレベルが高かった。

これまで経験した田舎の駅では1番の出来。素晴らしい。

「ぽんしゅ館」という施設が中にあるのだが、

そこに、おちょこ一杯ずつ自動販売機を使って利き酒が飲める場所があります。
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/naoya-maikawa/16-00381

これがよかった。

500円でコインを5枚もらえて、だいたい1コインでおちょこ1杯。

物によっては2枚や3枚かかるがほぼ1枚。

 

アルコール度数が高くて種類が多い割に味も似ていて違いがわかりにくい日本酒というものを、

観光地ど真ん中の駅の中で、手軽に利き酒できるという制度を考えた人間と、それを実行した人は素晴らしい。よく酒造を口説けた。

酒造側も新潟ブランドに頼ってしかいなかったところから、

商品名・酒造名で選んでもらえるためにこの機会は活用できる。

三方よしの秀作である。

 

 

さて、感じたことをまとめる。

 

●越後湯沢はオシャレで活気がある

温泉地にはよく行く。

ただ、大抵の温泉地は、寂れているか、活気はあっても昔ながらな雰囲気か、大江戸温泉的なところにやられているか、そんな感じだ。

しかし、越後湯沢は、上記のようにそもそも駅が気合い入っているし、周辺施設も改装したのか小洒落た感じを出していたり、まさしく建築中の場所があったりする。

 

この違いは何なのか。

理由は3つあると考える。

①東京から近い

新幹線で1時間ちょっと。早い、近い。アクセスが良い。これはある。

 

②温泉だけで食ってない

越後湯沢はスキーが盛んだ。冬はスキー/スノボの客が訪れ、温泉に入る。温泉はメインでありサブなのだ。温泉だけでは人は来ない。

 

③新潟の玄関口である

①とも若干被るのだが、新潟市日本海側にあるため、越後湯沢は「新潟に行く」という人が通過しやすい地点である。

ということはそこに名物があれば必然、立ち寄りやすいのだ。

 

アクセスが良い、玄関口、複数のポートフォリオを持っている、ということで、

人が来やすい寄りやすいターゲット層が広い、なのでお金が回っているのではなかろうか

 

●温泉水はビジネスチャンスがありそう

①温泉珈琲
エキナカにふと見ると「んまや」という文字が。

 

 

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大学に「んま」っていうあだ名の奴がいたなぁと思っていると、ここで温泉珈琲を見つけた。

越後湯沢周辺でとれる温泉水を活用した珈琲で、こんな感じで売り出していた。

 

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一杯で550円くらいと高めだが飲んでみたところ、かなり滑らかな味わい。なるほど、あるかもしれない。

越後湯沢の温泉は塩化物泉系統の単純温泉なので、無味無臭で使いやすそう。


神水
上記「ぽんしゅ館」で利き酒ができるところでチェイサーとして、「んまや」でも使っていたという温泉水「神水」が提供されていた。しかもウォーターサーバーで。

やられた。リアルに温泉水サーバはビジネスチャンスがあると2ヶ月前くらいに思いついてワクワクしていたというのにもうあるなんて(リサーチ不足


これではなかったが、温泉水サーバは実際に展開している様子。
http://www.y-mk.co.jp/?page_id=54

 

温泉珈琲なんかは越後湯沢の温泉が無味無臭だからこそ使える使い方の一つ。

逆にいうと、松之山温泉のような無味無臭じゃないからこそいい使い方はある。例えば温泉卵を硫酸塩泉で作ると、良い感じに味が移って美味しい。

 

温泉によって得られる効果を使い分けて提案できれば、「温泉」という大きなくくりから脱却できるんじゃないか、酒造がブランドを押そうとするように、「温泉」よりも細かい分類でブランディングできるんじゃないか、そんなことを思った。

 

●ニアショアの可能性

越後湯沢には新幹線で行ったのだが、すでに記載の通り東京駅から1時間ちょっと。

近いなぁ、と思っていたら、エキナカにこんなポスターが。

 

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「新しい働き方」の名の下に新幹線通勤を推しているじゃありませんか。。

確かに新幹線通勤のお金出るなら2年くらい住んでみたい。

 

最近はYahoo!が新幹線通勤を認めたとかなんとか聞いたことあるが、

都心で働き都心の給料を得て都心の仕事をしながら地方に住む。

これが実現できたらすごい。埼玉に住んでいる場合じゃない。(住んでないけど)

 

新幹線は東京オリンピックの時に始まった、旧世代のテクノロジーの1つではあるが、日々改良されていて、今でも先端をゆく日本を代表するテクノロジーの1つ。

その割には旅行や出張といった利用がメインであり、50年以上経った今ですら日常の乗り物にはなっていない。これを民主化すると、地方も含めてもっと活性化できるのではないだろうか。そんなことを思った。

 

ということで、ただただ思ったことをだらだらとまとめた。忘れないうちにまとめられてよかった。

もうちょっと思ったことはあったような気もするけど、今回はこんなところで。