未来はそこにある
「AR」「VR」それはなんと甘美な響きであろう。
現実が空想になる。空想が現実になる。
昔読んだライトノベルにそういう話がよく出てきていた。
なんて魅惑的な状態なんだ。もう空想する必要はない。やればいいんだ。
明晰夢なぞ見る練習をしなくとも、ヘッドマウントディスプレイを被ればいいのだ。
2016年はVR元年と呼ばれた年であった。
Oculus Rift が、HTC Viveが、Playstation VRが出た。
Oculus RiftとPlaystation VRは基本的には定点カメラで、そこで撮影した映像が360度回してみれる。現実の自分がどれだけ動いても首しか反映されない。首だけ動く没入だ。(もちろんコントローラーを持っていれば腕も同期するが)
一方、HTC viveはルームスケールVRと呼ばれていて、現実の自分が動くと仮想空間内の自分も動く。部屋の中は完全に同期できる。
そんな代表的なVR機器が出て2年が経過した。
今、何が起きているか。
Youtuberならぬ、3DキャラクタがYoutuberを行う、Vtuber(Virtual Youtuber)が出てきて、VR chatが流行り、そして、おっさんが美少女になったのである。
ちょっと何言っているかわからないかもしれないが、文字通り、おっさんが美少女になったのだ、VR空間で。
VR chatというのが今かなり流行っているらしい。もちろんVR空間での音声チャットなのだが、そこでは各々が自由なアバターを選べる。もちろん現実の性別とは関係なしに。
美少女がいたら、もちろん美少女を選ぶだろう。だって人間だもの。
ということで、これを見てほしい。
たまに聞いたことがあるかもしれない、あの「のじゃロリ狐娘」なのです。
こんな感じでおっさんが美少女になるのだ。でも、見たらわかる通り、声はおっさん。そこでどうするか。頑張って裏声を出す。
なんという素晴らしい世界なんでしょうか。
おっさんが美少女になりきり、美少女同士のおっさんが裏声でチャットに興じる。
なんという優しい世界なんでしょうか。
ボイスチェンジャーも使ったりすると、もはやわからない。
いや、わかる必要がない。だってそこが現実なのだから。
Oculus RiftやHTC Viveを買い揃えようとしたら、高性能スペックPCを買うところまで入れると20万円ほどかかるし、Playstation VRも本体込みで7−8万円くらい。
まだまだ、より多くのおっさんが美少女化する世界には遠いなぁ、と思っていたら、
これである
iPhone Xで美少女になれてしまうのだ。
アプリを落とすだけ。なんて簡単なんだ。
もっと未来だろうと思っていた、夢のような世界は、実はもう存在していた。
知っている人と知らない人、やっている人とやっていない人がいるだけだ。
こんなことを書きながら、VR機器は持っていない。
ああ、俺もすぐにでも空想世界に飛び立つべきなのかもしれない。ミライは意外とすぐそこだ。未来に生きる勇気のあるものだけが、未来を生きることができるのだ。
子供が13歳以上推奨という箇所だけが子供が居る身としては非常に気になるんだな、と言い訳して買ってないのだが、まずはPS VRから買うべきなのかな、、、
※参考
今、アツい!バーチャルYouTuberって何者?!人気VTuber四天王も紹介 - INFLUENCER LAB(インフルエンサーラボ)
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